柔道の「形」について

形とは

柔道の練習には、形(かた)と乱取(らんどり)のつの方法があります。

乱取とは、自由な方法で練習や試合をすることですが、形はあらかじめ順序と方法を決めて練習することです。柔道の形で技法の原理を学びます。

龍野若竹会では礼法や姿勢についての基本を学ぶため、形の練習にも随時取り組んでいます。

講道館では、以下のつの形が主に行われています。

. 投の形

手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技からそれぞれ3本ずつ選んで作られています。

. 固の形

抑込技、絞技、関節技それぞれ5本ずつで作られています。

. 極の形

真剣勝負の技を習得する形で、居取本、立合12本で作られています。

. 柔の形

攻撃防御の方法を、緩やかな動作で表現的・体育的に組み立てた形で、第一教、第二教、第三教それぞれ5本ずつで作られています。

. 講道館護身術

徒手の部12本、武器の部本で作られています。

. 五の形

柔道の攻撃防御の理合いを高尚に表現し、本まで作られたのでこう称しています。天地自然の力の姿を表現した芸術味あふれた形です。

. 古式の形

起倒流柔術の形を攻防の神髄を示すものとして高く評価し、概ねそのまま講道館古式の形として残した形で、表14本、裏本あります。

. 精力善用国民体育

嘉納師範が精力善用主義に基づいて考案された、体育と武術を兼ね備えた攻防式の形で、単独、相対の動きがあります。

. 子どもの形


2014年

(取)前田  (受)畑山

2017年

(取)畑山  (受)山口