柔道の「形」について
形とは
形とは
柔道の練習には、形(かた)と乱取(らんどり)の2つの方法があります。
乱取とは、自由な方法で練習や試合をすることですが、形はあらかじめ順序と方法を決めて練習することです。柔道の形で技法の原理を学びます。
龍野若竹会では礼法や姿勢についての基本を学ぶため、形の練習にも随時取り組んでいます。
講道館では、以下の9つの形が主に行われています。
1. 投の形
手技、腰技、足技、真捨身技、横捨身技からそれぞれ3本ずつ選んで作られています。
2. 固の形
抑込技、絞技、関節技それぞれ5本ずつで作られています。
3. 極の形
真剣勝負の技を習得する形で、居取8本、立合12本で作られています。
4. 柔の形
攻撃防御の方法を、緩やかな動作で表現的・体育的に組み立てた形で、第一教、第二教、第三教それぞれ5本ずつで作られています。
5. 講道館護身術
徒手の部12本、武器の部9本で作られています。
6. 五の形
柔道の攻撃防御の理合いを高尚に表現し、5本まで作られたのでこう称しています。天地自然の力の姿を表現した芸術味あふれた形です。
7. 古式の形
起倒流柔術の形を攻防の神髄を示すものとして高く評価し、概ねそのまま講道館古式の形として残した形で、表14本、裏7本あります。
8. 精力善用国民体育
嘉納師範が精力善用主義に基づいて考案された、体育と武術を兼ね備えた攻防式の形で、単独、相対の動きがあります。
9. 子どもの形
2014年
2014年
(取)前田 (受)畑山
2017年
2017年
(取)畑山 (受)山口